DMM英会話始めました
春休みを絶賛謳歌中なのですが
ある経緯から英語力の必要性を感じて
数日前からDMM英会話を始めました。
春休みにもかかわらず。
料金が安いのであまり質に期待していなかったのですが
これが結構いい授業をしてくれるんですね。
受講したのは1日50分, 8600円のコース。
将来への投資と思えば僕には安く感じました。
DMM英会話を受講していて気になったことが幾つか。
1つ目。なぜこのビジネスが成り立つのか。
これの答えは簡単で
物価の差とインターネットですね。
1レッスン25分、150円弱なのですが
向こうの人たち(フィリピン人、セルビア人)にとっては
5〜10倍の価値があります。
この物価の異なる二つの国をインターネットというテクノロジーにより
つなぐことができたからです。
2つ目。DMMは本当に黒字なのか。
これについては推測ですが、おそらくギリギリ黒字かやや赤字でしょう。
他社競合を見ればわかるのですがDMMの価格設定は攻めすぎです。
また先ほどの物価の話ですが、仮に物価の差が10倍として
1レッスン25m,¥132なので時給にすると¥317/h
DMM英会話を受講したらわかるのですが、
講師の先生のレベルは高く、時間外労働も少なくありません
これらを加味すると日本の給料の感覚で時給¥2000は少なくとも
もらっているでしょう。
つまり向こうの給料で¥200/h入っていることになります。
するとDMMの取り分は317−200の¥117/hとなります。
ある人が1日2レッスンしてDMMには¥117、月にして¥3510。
多くの方は1日1レッスンだと思いますので1ユーザーあたり月約¥1750
そのようなユーザーが10万人いて粗利が1.75億円
教材サポート、ページのメンテナンス、講師採用などを考えると
しょっぱいですねえ・・
それでもDMMがこの事業に参入している理由は
この市場が成長産業であり、また横展開のし易い事業だからと僕は考えています。
今現在は日本人相手の英語学習事業ですが、
一度この市場で覇権を手にできれば
将来的にヨーロッパ人相手の中国語学習事業など応用は自由自在です。
また、これは一般論ですが、
ある特定の性質を持ったユーザー(今回で言えば、英語学習意欲のある人)を
多数抱えるということは、次のビジネスをする際に有利ですからね。
以上がDMMが赤字になってでもこの市場に参入したい理由への考察です。